感情について学べる絵本 — 無料絵本のカバー
無料絵本 · 3-7歳向け · 読んで、自分だけの本を作ろう

感情について学べる絵本

「ミロとこころのお天気」— 大きな気持ちに名前をつける、オリジナル絵本

ミロは、わくわく・しんぱい・いかり・かなしみが、まるで変わりゆくお天気のように感じられることに気づきます。気持ちに名前をつけ、そばにいてもらい、ゆっくり息をすることで、こころの嵐はいつか必ず晴れると学んでいきます。この完全オリジナル絵本は3〜7歳向けに作られており、保護者向けガイド・話し合いの質問・同じテーマで新しい物語を作れるリンクが含まれています。

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感情について学べる絵本 — 1ページ目のイラスト

1アライグマのミロには、しましまのしっぽと、目のまわりの黒いもようと、おなかがすくとぐうとなるおなかがありました。でもときどき、もっとちがうものがおなかの中でうごめくことがありました――名前のない、何か。まるでお天気みたいな、何か。 ある朝、ミロは巣穴から飛び出して、金色の光がきらめく森へかけていきました。今日は川でピクニックの日!ふわふわのコケの上を、ぱたぱたと走ります。むねの中がしゅわしゅわと温かくて、まるで太陽がろっこつのうしろに住んでいるみたいでした。

感情について学べる絵本 — 2ページ目のイラスト

2「はれ!」ミロは誰にともなく言いました。だってそれが、ぴったりの言葉だったから――広くて、明るくて、はじけそうな気持ち。

感情について学べる絵本 — 3ページ目のイラスト

3ところが、川へ続く道がいつもとちがって見えました。大きなナラの木が道をふさいでいて、どちらへ行けばいいかわかりません。おなかがきゅっとしました。灰色の気持ちがそっと忍び込んできました。朝の空に雲がすべりこんでくるみたいに、やわらかく、低く。

感情について学べる絵本 — 4ページ目のイラスト

4「くもり」とミロはそっと言いました。そしておばあちゃんのブレッカばあばのそばへとことこ歩いていきました。ブレッカばあばはピクニックのかごを持っていました。「こころがくもりなの」とミロは言いました。「どっちへ行けばいいかわからなくて。」 ブレッカばあばはかごを置いて、灰色の毛のはなをそっとミロのはなにくっつけました。「くもりでいいのよ」とばあばは言いました。「雲はずっとはいないから。」

感情について学べる絵本 — 5ページ目のイラスト

5ふたりは一緒に新しい道を見つけました。

感情について学べる絵本 — 6ページ目のイラスト

6でも、いとこのピップがやってきて、ミロが丁寧に積み上げた川の石をどんとぶつかって倒してしまいました――がらがら、ざぶん、消えた――すると、こころの雲は暗く、大きく、ぴかぴかと光りだしました。

感情について学べる絵本 — 7ページ目のイラスト

7「あらし!」ミロはうなり声をあげ、しっぽをぶわっとふくらませました。雷みたいな気持ちでした。 かみつきはしませんでした。ひっかきもしませんでした。でも泥だらけの川岸に四本の足でどんどんと踏みならすと、その気持ちは本物の雷みたいに――大きく、とどろいて、あふれそうに――こころの中でGOROGOROと鳴り響きました。

感情について学べる絵本 — 8ページ目のイラスト

8ブレッカばあばがそっと近づいてきました。「その嵐には、息が必要ね」とばあばは言いました。ミロははなからゆっくり息を吸いました――川の流れみたいに、ゆっくりと――そして口から吐き出しました。一回。二回。三回。雷の音が、少し遠ざかっていきました。

感情について学べる絵本 — 9ページ目のイラスト

9しばらくして、ピップが石を見つけてまた積み直してくれると、こんどはちがう気持ちがやってきました。しずかで、重くて、やさしい雨がしとしとと降り続けるような気持ちでした。

感情について学べる絵本 — 10ページ目のイラスト

10ミロはブランケットのはしっこにまるくなって、あごを前足の上にのせました。 「あめ」とミロはつぶやきました。なぜかはわかりませんでした。あめの気持ちは、ただやってくることがあるのです。

感情について学べる絵本 — 11ページ目のイラスト

11ブレッカばあばはミロのそばに座りました。はじめは何も言わずに。ただそこにいて、温かく、しずかに。それから、こう言いました。「雨は、ものを育てるのよ。」 ミロは何も答えませんでした。ただ、小さなお面みたいな顔をばあばのやわらかいわき腹にそっとよせて、待ちました。雲が重いとき、それでも空はきっと晴れることを覚えていると、どこかで信じながら待つように。 そしてゆっくりと――お天気がいつも、やがてそうするように――晴れていきました。

感情について学べる絵本 — 12ページ目のイラスト

12川がきらきらと輝きました。ピップが浅瀬から呼んでいます。そして、小さくて温かい、はれの気持ちが、またミロのろっこつのうしろでかがやきはじめました。 ミロは四本の足でぱっと立ち上がり、水めがけてかけていきました。しましまのしっぽが旗みたいにゆれています。 こころのお天気が、変わっていました。

保護者・先生の方へ

「ミロとこころのお天気」は、3〜7歳のお子さんと一緒に読む体験として作られています。中心となる話し合いのテーマは、感情の言葉、助けを求めること、やさしい気持ちの整え方です。ミロがお天気の言葉を口にするたびに本を止めて、「今日の自分のからだはどんなお天気かな?」と子どもに聞いてみましょう。この物語とキャラクターは、Readkidz 編集部によるオリジナルコンテンツとして、このプラットフォームのキュレーションコレクションのために制作されました。

一緒に話してみよう

よくある質問

「ミロとこころのお天気」はどんなお話ですか?

ミロは、わくわく・しんぱい・いかり・かなしみが、まるで変わりゆくお天気のように感じられることに気づきます。気持ちに名前をつけ、そばにいてもらい、ゆっくり息をすることで、こころの嵐はいつか必ず晴れると学んでいきます。

「ミロとこころのお天気」は何歳向けですか?

この読み聞かせ絵本は3〜7歳向けに作られています。はじまりからおわりまでの完全なストーリーが、12の短いページで描かれています。

この感情絵本を読んだあと、子どもとどんなことを話し合えますか?

主な話し合いのテーマは、感情の言葉、助けを求めること、やさしい気持ちの整え方です。保護者向けガイドと5つの開かれた質問が、物語を説教にせずに会話をサポートします。

「ミロとこころのお天気」はオリジナルのお話ですか?

はい。このお話のアイデア・キャラクター・文章・絵本版は、既存の本やフランチャイズの翻案ではなく、Readkidz プラットフォームのキュレーションコンテンツとしてオリジナルで制作されました。

「ミロとこころのお天気」をヒントに、家族で新しいお話を作れますか?

はい。リンク先のストーリーメーカーは、同じ大きなテーマをもとにしたユニークなプロンプトで始まります。新しいキャラクター・舞台・出来事を加えて、家族だけのお話にカスタマイズできます。

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